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ドクガクテツガク http://dokutetsu.pya.jp 「なぜその生き方を選んだのか」を尋ねるウェブマガジン Sun, 01 Jan 2017 13:28:58 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.9.2 今年耳に入ってきた衝撃的な会話4選 http://dokutetsu.pya.jp/3377/ http://dokutetsu.pya.jp/3377/#respond Sat, 31 Dec 2016 14:32:59 +0000 http://dokutetsu.pya.jp/?p=3377 道を歩いていると、つい聞き入ってしまうドラマチックな会話が展開されていることがある。

今年聞いた中でもっとも印象深かった道行く人の言葉をここで紹介したい。

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第4位

「あたし、殺されてもおかしくないほど、ひどいことしちゃった気がする」
「うん、確かに」

自転車に乗った女子中学生2人の会話である。
おさげを風になびかせて去って行ったが、何をしたのだろうか。

第3位
「僕は消えた人間じゃない。人間です。」

ひとりで喋っている人なのか、あるいはiphoneのイヤホンマイクで
誰かと会話している人なのか。自転車に乗っていた男性の真相を
うかがい知ることはできなかったが、なんとなく自分と会話している
オーラを放っていたので前者でしょう。

シチュエーションを想像するに、男性は世間の人から忘れられている
と感じ、心を傷めた。
心の隙間を埋めるべく、自分の存在を世間に主張したくなった、
ということなのだろうか。

とにかく疎外感を深めていることは間違いなかった。眼の焦点が合わずに
中空をさまよっている感じがしたからである。

第2位

「巣鴨行っても巣鴨しかない」
「何もないね」

朝の大塚駅にて、おばさん二人の会話である。

巣鴨はにぎわっている割に、見下されがちな街なのだろうか。
以前、スーパー銭湯の更衣室で洋服を見せびらかしたおばさんが、

「いつも巣鴨じゃないのよ。江戸川町のブティックざーんす!」

と自虐風自慢をしていたことからも、巣鴨カーストの低さがうかがえる。
なんだか救いがない感じがした。

第1位

30代のOLのランチタイムでの電話である。

「お父さんの四十九日なのに、うちのお姉ちゃんマイナー店の男と初回枕ヤって、
飲み放題でのんで、朝帰り。お母さんがそんなんやったら、息子がグレるわ。
お姉ちゃん横浜の関内マンション買って。横浜のホステス。横浜のホステス質が悪いもん。質悪いで。

あたしが逃亡したら子供通報されるよ。あたしノイローゼ状態で病院いったら、
帯状疱疹かと思ったけどニキビだって。大丈夫だった。バカだね、あたし。」

お父さんの四十九日、というところがポイントである。
こういった幸薄系の家族の会話は、池袋界隈では
よく聴こえてくることが多いが、中でも際立って悲惨な感じがした。

ひとつ勉強になったのは、水商売も知名度や
土地柄によってシビアにランク付けされている、ということだ。

「マイナー店の男」という響きからは、さげすみが感じられたし、
「横浜(関内)のホステス質が悪い」というのも、なんだかピンポイントだった。
大学や有名企業内でカーストがあるように、水商売内にもカーストは存在ことを知った。

〈番外編〉
単語として違和感を覚えたのは、車内放送の「鶯谷にお越しのお客様(…はお乗り換え下さい)」、
銀座の百貨店で目にした「紳士化粧室」である。

「鶯谷にお越しのお客様」は「紳士化粧室」には行かない気がする。

 

 

 

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家は発狂装置 http://dokutetsu.pya.jp/3358/ http://dokutetsu.pya.jp/3358/#respond Sun, 03 Jul 2016 14:04:12 +0000 http://dokutetsu.pya.jp/?p=3358 DSC_0103

以前、イチローハウスを紹介したときに、「家は意志表明の場になる」という発見をしたことをお伝えしました。
「イチローハウス」というのは、「呪われた土地」で画像検索していただければ、表示されます。
イチローハウスの主は、昔、行政による土地の区画整理で、土地を歪な三角形にされてしまったそうです。そこで、不満を意思表明すべく、家の壁中にサイケな色彩のスプレーで、当時の有権者への呪いの言葉をつづった家です。
イチローさんとは、主の名前ではなく、区画整理に関わった上野一郎氏を批判しているため、「イチローハウス」と呼ばれているそうです。
こういう家は「電波ハウス」と呼ばれますが、同様に「意思表明」で、家の前を通る人を緊張させる張り紙をしているお家を見かけます。DSC_0119

ある家の前の張り紙です。

「放尿犯」という言葉があるのを初めて知りました。
この言葉から思い浮かぶのは、立ちションするおじさんですが、よく読むと犬のことのようです。
「発見次第報復」、ということで、放尿、即、犬殺害という報復が用いられるとのことですが、どういう手段で殺害する予定なのかが、おどろおどろしくも気になるところです。

「犬の生命」ではなく、「愛犬の生命」と書かれているところ、
止め、撥ね、払いがきちんとした整った字をお書きのところから、細やかな心配りが感じられなくもないですが、その几帳面さが余計に恐ろしい。

恐怖を与えるのが目的なので、理に適ってはいるのですが、通行人の顔が引き攣ります。行き過ぎた几帳面さは、アブノーマルの臭いがします。

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こちらは浅草で見かけた看板。一刻の猶予も許さない、迫りくる感じが
通行人の心にトラウマを与えます。
道は平和に歩きたいものですが、ここまでの看板が生まれた背景には事情がありそうです。
こちらも美しい字で書かれており、何事にも徹底されている感じがします。

「噂の現場」は、ごみ処理問題などの問題に焦点があてられて噂になりますが、
違う意味で噂になりそうな現場は、探せばたくさん見つかるものですね。

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府中刑務所で、カワイイはつくれる! http://dokutetsu.pya.jp/3265/ http://dokutetsu.pya.jp/3265/#respond Tue, 03 Nov 2015 13:34:10 +0000 http://dokutetsu.pya.jp/?p=3265 刑務所の「臭い飯」が食べられたり、塀の中に入ることのできる府中刑務所文化祭。

なかでも目玉は、収監者たちによるグッズの販売バザー。

意外にかわいい、刑務所グッズをご紹介する。

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競馬場と刑務所が中心にある街、府中。
とぼけた短調のBGMが商店に流れる街は、「モヤモヤさまぁ~ず!」でも
扱いに困るような物寂しげな雰囲気だ。そんな街に刑務所はある。

刑務所に収監されている人々は、「作業」の一貫として靴やカバン、
家具などを造っている。
「普通の収監された人」が造っているにもかかわらず、
職人並みのクオリティを誇っていることはよく知られる。
お手頃価格でもあるため、お昼過ぎには売り切れの店が続出している。

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ポップないろどりと個性的な形で少女客から大人気だったキッチングッズ。
刑務所の中で最も乏しい物は「色彩」だった。
カラフルな家具が作業所での光だったのだろうか。

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刑務所的ゆるキャラ。粗雑さがまた味になっている。
こういうものを刑務所で作っているとき、人はどういう気持ちになるのだろうか
とふと考えてしまう。
刑務所文化祭で購入したキャラクターを愛でるのは、
あまりにハードルが高い行為だ。
最初はかわいいと思えても、1日に100個も200個も作り、
作ってもなお減らない原料の山を見ては、ため息もつきたくなるだろう。
老眼だとこのような細かい作業は辛いので、
若い受刑者が作っているものと思われる。

DSC_0554

最新府中刑務所コーデ。英国リバティ風ワンピースである。
丁寧にタックやリボンもつけられていて、値段1200円。
刑務所の過酷かつ単調な作業の中で作られていたものだと思うと、
生半可な気持ちでは着られない。

かわいいものに囲まれていて忘れそうになったが、ここは刑務所の中である。

府中刑務所のフリーペーパー「富士見」

「哀しみを 小さく畳み 仕舞う秋」 (男性)

「ここにきて 初めて知った 温かさ 今度は私があなたに返す」(十七歳女性)

収監されている人々の句である。
フリーペーパーには、句の選評や創作小説、イラストやクロスワードパズルなどが
収録されていた。
全体的に悲哀に満ちた内容で、
贖罪や会えない親を思う悲しみ、後悔が綴られている。
ツィッターもフェイスブックも使えない塀の中の雑誌は、
コンクリートで世間と隔てられた受刑者たちの
心の拠り所となっているのだ。

プリズンアドベンチャーツアーで見る「塀の中」

2015 275

塀の中に入り、作業所などが見学できるツアー。
二重の分厚い扉に入ると、イベントといえど、若干の恐怖がこみ上げてくる。

塀の中は撮影禁止だった。

ツアーでは、ノートや皮革製品を作る作業所や浴場、トイレなどを見ることができた。
体育館にある上履きやスリッパには、
各自の名前ではなく番号がマジックで書かれていた。

私の後ろを歩いているおじさんが、
あれ、マイ上履きの40番さんの番号、消されて65番になっとる。なんでやろな?
と言っていた。確かに番号の書き換えがされていたが、理由はわからなかった。

作業所は汚いんだろうな、という予想に反し、
拭き掃除が徹底されていたので、全てにわたり大雑把な我が身を反省した。
中庭の植木が全て完璧な丸に剪定され、
花壇の花までもが一定の間隔にそって植えられている。
集団や規律の徹底が重んじられていることが、庭からも見て取れた。

こんな無機質な空間でひたすら規律を求められていては、気がくるってしまいそうだ。
婚活連続殺人事件で死刑を宣告された木嶋佳苗の「拘置所ブログ」によると、
収監のストレスで向精神薬を服用している人は少なくないらしい。

「ストレスを与えるのが目的で独房に入れているのに、
薬で楽になってしまっては罰にならないのでは」、との声もあるようだが、
精神薬の中毒症状になり、かえって苦しむ人も現れるくらいだそうだ。
薬物依存ではいったのに、更にこじらせてしまう深刻なケースもあると言う。

そんなわけで、日頃のストレスを発散させるべく、
運動会なども開催されているようで写真が展示されていた。
おじさんたちが体育着を着て二人三脚をしている光景に、つかの間和んだ。

作業所では、普通の工場と変わらない設備が並ぶ中、
シャボン玉につかうプラスチックのピンクやブルーの容器が、箱に山盛りになっていた。

私の後ろを歩いていた先ほどのおじさんが、
うわー、あんな夢のあるもん、ここで作ってるんや。なんか、逆に悲しいなぁ。
今度からシャボン玉みる度に思い出すわ。ぷわぷわーっていっぱい吹いてまうわ。
と語り、子供が網の間からシャボン玉の入った箱を覗きこんでいた。

作業所の中の「安全ポスター」の渡辺麻友の笑顔だけがやけに眩しかった。
娑婆は幸せなのだろうか。


 

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手づくりロボットへの偏愛 ――Maker Faire Tokyoを振り返る http://dokutetsu.pya.jp/3234/ http://dokutetsu.pya.jp/3234/#respond Sun, 02 Aug 2015 13:30:48 +0000 http://dokutetsu.pya.jp/?p=3234 「Maker Faire Tokyo」という、東京ビックサイドで開かれたロボットのお祭りに行った。

アマチュア手作りのロボットが、それぞれのブースに並んでいて、
歩いていると、ロボットを作った人が、
「このロボットは、ね…」と各々囁きかけてくれる一風変わったお祭りである。

ロボット

「おはようございます」と敬語であいさつしてくれる、お花ロボット。おじさまもお揃いのピンクのポロシャツである

 

口ぐちにロボットについて語る皆さんはとても楽しそうだった。
自分の造ったロボットを、重大なひみつを共有している恋人か、
大事な分身のように愛おしんでいる様子が伝わってきた。

「めだかの餌をやるロボット」とか、「ラーメンの粉末スープを振るロボット」とか、
役に立たなければ立たない発明ほど、誇らしげに話していたし、

「プロレスをするロボットが、相手の攻撃を受けて痛がったり、
走るのに疲れてばてたりする仕草をする」という話をしたときの
ロボット愛好家の表情は、
まるで自分の友人の癖を話しているみたいだった。

「人嫌いでも会話ができるパンダロボット」や、
家に帰った時に会話をしてくれるロボットなどもおり、驚いた。

s-2015年台湾、ロボット 216

会話してくれるパンダロボット。会場の雑音でロボットが音声を認識せず、やるせない空気になっている二人

 

機械部分は基盤やモーターなどで無機質な印象なのに、
パンダのぬいぐるみや丸いプラスチックの中に入れると、
途端に命が吹き込まれたようになり、不思議と愛着が湧いてくるのだ。

昔見たバレエのコッペリアを思い出した。
物語の内容は諸説あるが、私の記憶の内容は以下である。

「長年周囲からキチガイ扱いされている、禿頭の人形職人の爺さんは、
とうとう寂しさをこらえきれなくなる。
そこで、少年から魂を吸い取り、美女の人形に命を吹き込む。

すると、人形は命を宿し、爺さんをからかう余裕まで見せるようになる。
可憐に踊り爺さんを翻弄した挙句、あっという間に爺さんのもとを去り、
少年と結婚する」

というストーリーだった。

よく調べると、だいぶ本当の話とは違っていたみたいだったが、
私は鑑賞後に爺さんが可哀想でたまらなくなった。

自分の造った人形にすら、愛想を尽くされたら、
いったいどうやって生きていけばいいのだろう。
人間に興味がないから人形を造っていたのか、
人間に愛されないから結局人形を造って寂しさを紛らわすしかなかったのかは
わからない。

爺さんと人形が言葉を交わしたのは、
わずか3日程度だったかもしれないが、
造られるまでに同じ時間は共有していたのだ。

爺さんは秘密や悩みを話したかもしれないし、
自分の理想を継ぎこんで、唯一無二の存在に仕立て上げたのだ。
なのに、あっさり鳥のように飛んで行ってしまったなんて。

ロボット愛好家たちのロボットに対する思いも、
単なる「物づくりが好きです」というものを超えた、
じとっとした執念みたいなものを、会話の端々から感じた。

ロボット作りは、全て自分の思い通りにいかないからこそ、
逆に生き物のようで魅力的なのかもしれない。

そんな存在をあえて生み出し、向き合うという複雑な過程。
そこに一筋縄ではいかない、ロボットへの情愛を感じた。

s-2015年台湾、ロボット 211

リモコン代わりのクマを操作することで、左下のロボットを動かせるスグレモノ

 

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猛禽屋 ビッグ藤田 「なるようにしかならねえ」って思うやつは、強くなるんだよ。 http://dokutetsu.pya.jp/3175/ http://dokutetsu.pya.jp/3175/#respond Sat, 14 Mar 2015 05:00:49 +0000 http://dokutetsu.pya.jp/?p=3175 猛禽屋でフクロウや鷹などの猛禽類を販売する傍ら、
鷹匠として調教にたずさわってきた「ビッグ藤田」こと藤田征宏氏。

大学時代はレスリングのコーチとして数々のチャンピオンを輩出し、
現在は「猛禽屋レスリングクラブ」で、小中学生の指導にもあたっている。

藤田征宏氏の猛禽屋をたずね、お話を伺った。

「猛禽屋さんがあるんですって。」

鷹とラジコンのヘリコプターを競争させ、どちらが速いか
対決させたテレビ番組を同編集部の高橋さんが観たらしい。

お店は茨城県の牛久にあるそうだ。
茨城にどんな猛禽の園が広がっているのだろう?
胸を高鳴らせて電車に飛び乗った。

最寄り駅まで、ご親切にも車で迎えに来て下さるとのこと。
どの車かとキョロキョロさせていた矢先、眩しい車が目に飛び込んできた。

2013鷹匠見世物小屋 029

こんな驚きは軽いジャブだった。
らんらんと目を光らせながらハンドルを切る藤田さんの豪快さに圧倒される。

緑をかきわけ、山道を走ると、「猛禽屋」の看板が現れた。

 0322013鷹匠034 (3)

熱帯のような緑が生い茂っている、深い山だ。

2013年7月 022
我々は、藤田さんのようなストロングな方には会ったことがない。
会いたくて来てみたはいいものの、
どう話をしたらいいのかと戸惑っていた。

そんな我々の緊張をほぐそうと、
藤田さんは自動販売機の飲み物をごちそうして下さった。

アイスココアを頼むと
「振るといいよ、下に粉たまってっから」
と教えてくれた。
豪快だが、実にまめな人なのだ。
藤田さんもちょっと緊張している様子である。

―――爽やかで、気持ちの良いところですね。

「いい風吹いてるよ、今日。最高だぜ!
ここにくるとパワーを貰えるんだよ。
食物連鎖の頂点に立つ猛禽類がこんなにいて、パワーを出してるんだよ。
そこに毎日いる俺なんか、パワーが余っててしょうがない。」

―――猛禽屋さんって、どんな仕事をしてるんですか?

「お客さんに猛禽類を小売りする。大きく言えばペットショップだね。

今流行ってる「フクロウの店」ってあるでしょ?フクロウカフェとか。
カフェにフクロウがいる店なんだけど、そういう店にフクロウを卸したりもしてる。

あとは鷹を飛ばして、工場の中の鳩を駆除したりとか、
撮影用に貸し出したりとか。キヤノンの広告のワシミミズクとか、
ソフトバンクのCMで家を運んでるのもうちの鳥
だ。」

―――すごーい!

2013年7月 057

―――直接お店にお客さんが来られるんですね。

「11月15日から、2月の15日までが鷹の修行期間なの。

お客さんは土日とかにマイバードを店に持ってきて、
俺が一緒に鷹狩する。鷹を飛ばして、餌を取らせて調教
するの。
無料でね。

ここらへん俺の縄張りだから、あちこちに小便掛けて歩いてる。
ガキの頃から遊んでるわけだからさ、どこにどんな鳥がいるかみんな知ってる。
定年退職して猛禽ライフを楽しむ人も結構いるんだよね。
ハングライダーで空飛ぶの好きな人が、鳥と一緒に飛びたいってことで、猛禽を始めたら、
はまっちゃって。」

 

2013年7月 046

広げると身体の倍以上になる羽の大きさや、
とがったクチバシと鋭い爪に猛禽の野生を感じる。

「飛ばしてみるか。」

藤田さんが鷹を飛ばす。
鷹につけている紐をはずして餌を投げると、鷹は大きく羽を広げて急上昇。
点のように見えるほど高く飛び上がった。
目で追うのが難しいほど素速く飛行し、獲物を見つけたら垂直に急降下。

みるみるうちに獲物をくわえて飼い主の腕に着地した。

「調教に大事なのは「アメ」と「ムチ」。こいつらの「アメ」は、
いいことしたら、すぐ餌。獲物とってきたらすぐマウスとか餌を上げる。
そうすると、飼い主から離れなくなる。」

――――上空からでも餌をもらえるのが分かるんですね。

「分かる。1キロ先のアリンコの足が分かるんだよ。猛禽類全部。

「ムチ」は餌あげないこと。調教って絶食させるために、
普通に一週間くらい餌あげないから。
鷹の性格は全部違ってちゃんと言うこと
聞くやつもいるし、聞かないやつもいる。

それ相応に応じて、調教しないとダメ。
5年、10年かけて年々慣れる。」

2013年7月 071-5

ハイブリッドファルコン。神経質なので、興奮しないように目隠しがされている。

「あそこの鳥は、俺が作ったハイブリッドファルコン

チョウゲンボウとハヤブサのハーフ。
世界的に、ハイブリッドファルコンっていうのが人気で。
シロハヤブサは体が大きくて、海面場1キロ先の獲物を
とってくるくらいの体力がある。
ハヤブサっていうのは、上空高くあがって、
上空で待機してて、獲物がいたら蹴って殺す
ハヤブサとシロハヤブサのハーフが、ハイブリッドファルコン。

繁殖シーズンは餌やりとか卵の管理で半端じゃなく忙しい。
生まれたてのヒナの口に、直接餌を流し込んでやるからさ、
老眼進んじゃって。老眼鏡付けてやってるよ。

今しかないから、毎年同じ悩みがあるの。2013年7月 067

うちで繁殖させるだけでは足りないんだよね。需要が多いから。
でも、特に猛禽類の繁殖ってすっげー難しい
センスがいるから。

―――センス?

卵って繊細だから、色んなところに気がつく人じゃないと、無理なわけ。

俺に繁殖の指導をしてくれた人がまた素晴らしい人でね。
トキ保護センターのトキって、5年位増えてなかったでしょ。
それが突然増えたの。それは俺に繁殖を教えてくれた人が、
アドバイスをして、現代に至ってるわけ。
今じゃどこもうちにはかなわないよ。」

国の研究機関は、技術に貢献した人の名前を出さず、
研究機関の功績にしてしまうことを、藤田さんは怒っていた。

―――お仕事で海外に行かれるそうですね。

世界鷹狩協会ってのがあって、
ミーティングが毎年一回あるのね。
ミーティングでは、世界の鷹狩事情を話す。
鷹狩の途中で逃がして野生化することが問題になってるんだよね。
そういう問題を話し合う。
ユネスコの無形文化遺産に鷹狩を取り入れてもらうとか。」

ちなみに、鷹狩は2010年に世界無形文化遺産に指定され、
記念として、11月16日は「世界鷹狩の日」と定められた。

2014年の「世界鷹狩の日」には、藤田さんと各鷹狩団体が
日本の伝統文化としての鷹狩を広めるため、協猟会を実施したそうだ。

2013年7月 056

小さいけれど、近づくとピーピーと威嚇する。

「奥が深いよ。今じゃ「猛禽屋」、アジアでも知らないとこないからね。
タイからも電話掛かってきて。」

―――タイ語喋れるんですか?

「無―理ーっ。「コップンカー」しか言えねぇもん。

フクロウや爬虫類の輸入もゼロから始めた。

俺、友達に猛禽類の本を書いてる「パンク町田」って
のがいるんだけど、一緒にインドネシア行ったりしてて。

お客さんも、ただ説明されるより、
「このヘビどこ住んでるか知ってる? これ俺ら行ってきてさぁ」って言われた方が、
すごい喜ぶんだ。そういう商法だね。
親父がローソンの茨城一号店とかスーパーとかをやってた
商売人で、色々見てきてるから。

「猛禽屋」は、動物が好きだから始めた。
流行ってるからとか、金儲けで考えてるところはだめだよ。
そういうやつはだんだんせこくなるから。大体いなくなる。」

猛禽屋さんができるまで

 

2013鷹匠 (2)

「ガキの頃から動物は好きだから。
家の親父が野鳥好きで、捕まえたりしてて、俺がついて行ったりしてた。

中学校の柔道の県体でスカウトされて、土浦日本大学高等学校ね。

その後は、国士舘大学でレスリングのコーチ、研究助手。
大学1年の時は先輩たちの奴隷だから、
ずっと常に正座かあぐらして、90センチ画くらいの中に小さくなってる。
2年生になって平民になったら熱帯魚を寮の相部屋で飼って
先輩にもちろん許可取ってね。3年生になったら小遣いで蛇買った。

4年のときはすでに動物はいっぱいいたね。
家でも野鳥と犬飼ってた。

その後は学生のころから新宿2丁目でバイト
ホモじゃないよ!
ノンケだけど、「ハッスル」って店のママが体育会系大好きで。
国士舘大学のは学生は毎年何人か働いてる。

卒業したら実家のコンビニを手伝いながら、
いずれはペットショップやりたいって夢見てた。
働きながら銀行でお金借りれるの待って。

駅前にあった珍獣屋以外、全部山だったところから造ったんだ。」

2013年7月 016

奥の青い建物も猛禽の家。高台から下が見渡せるが、下まで森だったところを開拓し、一帯を猛禽屋として造り上げた。

「24歳のときに珍獣屋「ガメラ」を始めたんだ。
コモンマーモセットとか、猿とかを売ってて、
そしたら近所の小学生が店に来るようになった。
そいつらをピックアップして、レスリングに誘って、5年で連続全国チャンピオン5人作ったからね。
すげー伝説だよ。半端じゃないよ。黄金時代のやつらはみんな感謝してるから。」

―――!?、猛禽屋をやりながら、レスリングの先生をやってるんですか?

「ボランティアで小中学生に教えてる。
家の息子もやってるよ。子供4人いて、全部オス。
マイクロバスも、自分持ち。

2013年7月 001

「ガメラレスリングクラブ(現:猛禽屋レスリングクラブ)」って言うんだけど。
準備体操でバク転とかやる。ユニフォームに「ガメラ」って書いてあったら、
本人の力以上に強く見える。
戦略だね。

――ガメラレスリングクラブ!?

そう、最初は「ガメラ」っていう名前で店をやってたんだけど、
ハクトウワシの卵が盗まれてニュースになった。
そしたら、「大怪獣映画ガメラ」を作った「角川大映」から、
内容証明が届いて。弁護士3人くらい連れて店に来たの。
自分の会社の映画の名前を勝手に使うなってことで、
ガメラを使った年から現在までの売り上げを提示しろ」なんて言われて。

こっちも知り合いの弁護士呼んで。
「著作権に問題あるから、改名しろ」って言われたんで、
「ガメラ1」にしようとしたらダメだって言うんで。
「じゃあ、猛禽やるから『猛禽屋』で。」って。自然な流れだね。

2013年7月 068

これはね、一緒なんだよ。鷹の調教も何もかもと。
アメとムチが使い分けられると、全部はかどる。
選手のやる気が引き出せるじゃん。

小学生の「ムチ」は、ボッコボコにぶっとばすこと。
無駄にぶっとばすんじゃないよ。
タックルのタイミングをとれずにもにょもにょしてるときに、
ケツひっぱたきながら、「出ろ出ろ!」ってタイミングを教えてやるの。

ヘロヘロまでやらすの。限界まできたら力が抜けちゃって、
ウンコ出そうになっちゃうの。

やつらは「ここまでやってどうすんだよ」と思うじゃん。
それが大会に行くと、そこまで小学生や中学生で練習してるとこないから、
余裕で勝っちゃうんだよね。勝つと嬉しいじゃん。
さらに嬉しくさせてやるんだよ。
学校に賞状持ってってやるんだ。先生に「この間レスリングの大会で優勝したんで、
皆の前で表彰してやってください」っていう。
そうすると先生は、大抵「わかりました」って言うんだけど、
ちょっと変わった先生は、「個人のことですからできません」なんて言う。
そういうときは、先生に一発キレちゃえばいいの。
「お前ふざけんなよ! 生徒ががんばってるんだから、
それを表彰してやるのが先生だよ」とか言っちゃって。
で、全校生徒の前で表彰されてみ? もうやる気バンバン出てきちゃうから。それが、「アメ」。

あとは、あんまりにも疲れちゃって、みんなやる気がないときは、
俺が練習行って、「よし、今日遊び!」とか。それも「アメ」。
そうすると、フル全開で遊んじゃうから、やつらは。本当に面白いよ
。全国チャンピオン作ってるんだから。俺がばてちゃってる時も、
本当に強い生徒は「もっときつい練習やらせてください」って
自分から言ってくる。そうならないと、強くならないよ、選手は。

2013年7月 061

―――凄いですね。

うーん、でも、疲れたって思わないからね。
さっきも言ってたけど、クソも出るようなことやってたから、こんなの屁でもないんだよね。
わかる?それって。わかんねーだろーな。

本当にね、本当にちょっとした人しかそういうこと経験してないと思うよ。

―――わかんないですね。

いや、ウンコのじゃないよ。ウンコのじゃなくて、精神的なものさ。
追いつめられて、「これ以上走れねえのにまだ走んのかよ…、
もうやるしかねえ。なるようにしかならねえ」って思うやつは、強くなるんだよ。

最近、うつ病だかどうのこうの言ってんじゃん。

結局ね、考え方が内向だからなっちゃうの。
「なるようにしかなんねえよ」って思えばいいんだよ。
そういうやつらはね、インドネシアの奥地とかに行って、土人と生活させるのがベスト。
ヤシの葉っぱの枝に糸付けて魚釣って食うんだよ、彼らは。
でっかい針で小さい魚釣って、一日それ釣って食うことだけを考えんの。
死ぬか生きるかどっちかだよ。
だから、他のことなんて考えねえよ。考えることが多すぎるんだよ、日本は。

――――ありがとうございました。どこの馬の骨とも分からない人間に
こんなにたくさん話をきかせていただけて。

どう、参っただろう?一番取材した人の中では一番パワー持ってただろう!?

俺そういうの大っ好きだから。味方は多い方がいいんだ。
またいつ会うか分からないからな。

 

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